父兄の立ち位置・指導者の立ち位置とは・・・
2016年09月13日 [Default]
父兄の立ち位置・指導者の立ち位置とは・・・
なぜ・なんのためのトレーニングなのか。はっきりさせると取り組み方も変わる。
「なぜ」「なんのために」トレーニングをするのかがはっきりしていて、選手にもわかりやすく伝えてくれる、これが選手が納得してトレーニングができる要素です。
チーム全員が同じ方向を向くように心がけていることとは・・・
チームに多数の選手がいる中で、試合に出られるのは5人。レギュラーはそんなに文句は言わないですが、控えメンバーは何かしら不満があるでしょう。
でも試合でいい結果が出れば、納得して同じ方向を向いてくれる選手が増えていくはず。チームをひとつにするという意味でも、いい結果を出すことを心がけています。
あとは、コーチ陣やスタッフと密に情報共有すること。選手は監督には遠慮して話さないことを、コーチには話しているということもありますから・・・
たとえば、どこか痛くてケガしそうなときに「大丈夫か」って聞かれたら、監督には弱みを見せたくなくて「大丈夫です」ってつい言っちゃいますよね(笑)。でもメディカルでは素直に「痛い」と言える。
監督よりコーチ陣の方が本音を引き出せるということは多々あります。それを漏れなく把握するということも意識しています。
勝って兜の緒を締めよ。負けたときには「ほめる指導」を!!
選手のモチベーションを上げるためにしていることは・・・
基本的に、負けたときよりも勝ったときほど強い要求をします。勝ったときは選手も気持ちよくなっていて、少々きついことを言われても聞く耳を持って、気持ちよく修正できるからです。
逆に負けたときは、「負けたけれどできていたこと」を探してほめるようにしています。修正点ばかり挙げると、選手としては敗因を責められているように聞こえてしまうので、あえてきつく言いません。その方が気持ちの切り替えがしやすいんです。
それから、ミーティングで具体的な目標設定やデータを出すこと。
たとえば守備について「去年は特定の展開からの失点が多かったから、今年は減らしていこう」と取り組んでいるとして、実際に失点が減っていることをデータで見せてあげれば、モチベーションが上がりますよね。
ぶれないことも大切。試合中も、結果が伴わないときも、自分たちのやっていることは間違っていないと信じて、ぶれずに判断しなければいけない。監督が迷っていると選手も迷ってしまいますから。
子どもへの指導は難しい。ジュニア指導者は、ぶれないポリシーを持つことが大切!!
子どもたちへメッセージ・・・
とにかく、バスケを好きになって、楽しんでほしいということに尽きますね。楽しければ、きつい練習もできると思いますから・・・
――子を持つ父兄として、バスケをやっている子にしてあげられることとは・・・
子どもが自分からバスケを好きになって積極的になれるように、そばについて環境を整えてやること。
あとは、監督やコーチみたいにならないこと。それは父兄の仕事ではないし、親が口を出すとろくなことにならないです、本当に・・・
もちろん、そういう方針で子どもが成長する例もあるとは思いますが、それはまれなケースです・・・
指導者とは・・・
子どもに教えるというのは、一番難しいんじゃないかと思います。プロはある程度の技術があって、大人としての対応もできるけれど、ジュニアチームにはいろんな子がいますから。
飽きさせずにトレーニングさせなければいけないし、人によってレベルも大きく違う。その中で勝利だけを求めるのか、技術を追及するのか、精神的に成長させることを重視するのか...
いろんな方法がありますよね。
プロは結果がすべてで、結果が出なければクビなのでわかりやすいですが、子どもの指導はそんなに単純ではない。指導者に正解はないですが、どんな方法がいいのかを自分で探って、ポリシーを持って教えていかなければいけないと思います。
いろんな指導があって当然ですが、指導者の方々には、バスケを好きになってくれる子が増えるような指導をしていただけたら。バスケ人口が減ってきているいる現状、やめてしまったり埋もれていたりする選手はたくさんいる・・・
誰が伸びるかというのは、目印みたいなものはなくて、本当にわかりません。やめないで続けてくれれば、その中から秀でた選手もたくさん出てくると思います。
バスケを嫌いになる子がいなくなることを願っています。
なぜ・なんのためのトレーニングなのか。はっきりさせると取り組み方も変わる。
「なぜ」「なんのために」トレーニングをするのかがはっきりしていて、選手にもわかりやすく伝えてくれる、これが選手が納得してトレーニングができる要素です。
チーム全員が同じ方向を向くように心がけていることとは・・・
チームに多数の選手がいる中で、試合に出られるのは5人。レギュラーはそんなに文句は言わないですが、控えメンバーは何かしら不満があるでしょう。
でも試合でいい結果が出れば、納得して同じ方向を向いてくれる選手が増えていくはず。チームをひとつにするという意味でも、いい結果を出すことを心がけています。
あとは、コーチ陣やスタッフと密に情報共有すること。選手は監督には遠慮して話さないことを、コーチには話しているということもありますから・・・
たとえば、どこか痛くてケガしそうなときに「大丈夫か」って聞かれたら、監督には弱みを見せたくなくて「大丈夫です」ってつい言っちゃいますよね(笑)。でもメディカルでは素直に「痛い」と言える。
監督よりコーチ陣の方が本音を引き出せるということは多々あります。それを漏れなく把握するということも意識しています。
勝って兜の緒を締めよ。負けたときには「ほめる指導」を!!
選手のモチベーションを上げるためにしていることは・・・
基本的に、負けたときよりも勝ったときほど強い要求をします。勝ったときは選手も気持ちよくなっていて、少々きついことを言われても聞く耳を持って、気持ちよく修正できるからです。
逆に負けたときは、「負けたけれどできていたこと」を探してほめるようにしています。修正点ばかり挙げると、選手としては敗因を責められているように聞こえてしまうので、あえてきつく言いません。その方が気持ちの切り替えがしやすいんです。
それから、ミーティングで具体的な目標設定やデータを出すこと。
たとえば守備について「去年は特定の展開からの失点が多かったから、今年は減らしていこう」と取り組んでいるとして、実際に失点が減っていることをデータで見せてあげれば、モチベーションが上がりますよね。
ぶれないことも大切。試合中も、結果が伴わないときも、自分たちのやっていることは間違っていないと信じて、ぶれずに判断しなければいけない。監督が迷っていると選手も迷ってしまいますから。
子どもへの指導は難しい。ジュニア指導者は、ぶれないポリシーを持つことが大切!!
子どもたちへメッセージ・・・
とにかく、バスケを好きになって、楽しんでほしいということに尽きますね。楽しければ、きつい練習もできると思いますから・・・
――子を持つ父兄として、バスケをやっている子にしてあげられることとは・・・
子どもが自分からバスケを好きになって積極的になれるように、そばについて環境を整えてやること。
あとは、監督やコーチみたいにならないこと。それは父兄の仕事ではないし、親が口を出すとろくなことにならないです、本当に・・・
もちろん、そういう方針で子どもが成長する例もあるとは思いますが、それはまれなケースです・・・
指導者とは・・・
子どもに教えるというのは、一番難しいんじゃないかと思います。プロはある程度の技術があって、大人としての対応もできるけれど、ジュニアチームにはいろんな子がいますから。
飽きさせずにトレーニングさせなければいけないし、人によってレベルも大きく違う。その中で勝利だけを求めるのか、技術を追及するのか、精神的に成長させることを重視するのか...
いろんな方法がありますよね。
プロは結果がすべてで、結果が出なければクビなのでわかりやすいですが、子どもの指導はそんなに単純ではない。指導者に正解はないですが、どんな方法がいいのかを自分で探って、ポリシーを持って教えていかなければいけないと思います。
いろんな指導があって当然ですが、指導者の方々には、バスケを好きになってくれる子が増えるような指導をしていただけたら。バスケ人口が減ってきているいる現状、やめてしまったり埋もれていたりする選手はたくさんいる・・・
誰が伸びるかというのは、目印みたいなものはなくて、本当にわかりません。やめないで続けてくれれば、その中から秀でた選手もたくさん出てくると思います。
バスケを嫌いになる子がいなくなることを願っています。