2016年09月12日 [Default]
大丈夫?! あなたのお子様・・・ 燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)
日本の夏の風物詩といえば甲子園。
各地域を代表する高校球児たちが栄冠を目指し、多くの球児が散っていく場所だ。勝利した者へスポットライトがあたるのは当然なのだが、その裏では多くの選手が涙を飲んだことだろう。
スポーツに限らず、受験勉強や社会人生活でもいえることなのだが、「大きな目標を終え、打ち込む物が何もなくなった」とき、「何も手につかないといった」虚脱感に襲われる経験をしたことがある人は多いのではないだろうか?
試合が終わった後、何も手につかない「燃え尽き症候群」
この大きな目標を終えたあとの脱力感を「燃え尽き症候群」ということがある。
多くの部活動が引退をかけた試合をする夏や、サッカー・ラグビー・駅伝などの大きな大会のある冬は多くの選手がこの症状を感じたことがあるのではないだろうか?
そこで今回は「燃え尽き症候群」とは一体どんなものなのか?どのように対処すればいいのかなどを紹介する。
燃え尽き症候群の原因とは?
それまで大きな目標に向かって努力をしてきたことに対して、自分の期待を下回る結果となってしまったことへの無力感や欲求への不満、疲労感などが原因となることが多い。
結果の出る前にも起こる
また競技の結果が出る前、つまり練習過程においても「限度を超えた頑張り」によってて意欲や気力がなくなってしまうというケースもある。
多くの人は症状が出る前に自ら「自分が無理をしていること」に気付くが、そのまま我慢して頑張ってしまう、または頑張らざるを得ない状況になってしまい、そうして自分のやる気や体力、気力を絞り出すうちに、ある日タオルの水を絞りきってしまうかのように「やる気が出ない」という状態になってしまう。
燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)の症状チェック
心理学者「ハーバート・フロイデンバーガー」のよると、燃え尽き症候群の症状は以下のように言われている。
持続的な職業性ストレスに起因する衰弱状態により、意欲喪失と情緒荒廃、疾病に対する抵抗力の低下、対人関係の親密さ減弱、人生に対する慢性的不満と悲観、職務上能率低下と職務怠慢をもたらす症候群である。
つまり長期間スポーツや仕事などに打ち込むことで身体や精神にストレスがかかり、急にやる気がでなくなってしまうことだ。
代表的な症状以外にも以下のような状態になることもあると報告されている。自分が燃え尽き症候群かもしれないと思ったらチェックしてみよう。
• 文字通り「燃え尽きて」しまう。やる気が起きない。何もする気が起きないなど。
• 対人関係を遠ざける。無意識のうちにこれ以上の「燃え尽き」を防ぐため、余計なエネルギーを使わないように対人関係が冷淡になったりする。
• 自信の喪失および達成感の減少。目標に対する達成意欲が薄れ、自分のやってきたことに自身が持てなくなる。
• 自律神経のバランスを崩し、頭痛や腹痛、不眠や食欲低下などの症状が出る。
• 社会生活との関わりを拒みあまり外へ出なくなる。
• お酒やギャンブルなどに依存してしまう。
これらが主な症状だが、新たな目標や課題を見つけることで克服できるケースも少なくない。
しかし、オリンピックや甲子園など多くのマスコミなどから注目を集めた選手は、その一時的な生活が華やかであればあるほど、その後の新たな目標を見い出せず「選手生活のピークが人生そのもののピークであった」という状態になる人も出てくる。
このような場合には、うつ病などと同様の状況に陥っていくケースも見られ、決して軽視できないものなのだ。
燃え尽き症候群の対処法
大会後に「次はリベンジをしたい」という目標をすぐに立てる人もいれば、「今は何もしたくない」という人もいる。このようにやる気が出ない場合は、充電期間を作ることで徐々に心と体を回復する必要があると考えられる。
身体と心を休める充電期間を作る
充電期間は無理をせず自分に厳しすぎないようにすることが大切になってくる。また、周りの理解が必要になってくることも忘れてはいけない。
気力、体力が充実した時に初めて新たな目標を立てていくというて手順を踏んでいこう。
少しだけ身体を動かす
また、体力の回復には身体への負担を減らすことも重要だ。しかし、急激に身体を休めるとそれまでの生活リズムそのものが崩れかけない。
やる気が出ないかもしれないが、散歩や今までしなかったレクリエーションをするなどして身体をうまくコントロールして休めていくことも大切だ。(適度な運動はうつ病対策としても効果があると言われている)
少し落ち着いて自分の気持ちを整理する
休養や引退などそれらの決断のタイミングは人それぞれであるが、こういった燃え尽き症候群をケアするためにも、自分自身の心の状態や体の状態を把握しておくことが大切。
また、学生に限らず選手を指導する立場にある人は、選手個人の能力や限度に応じた練習量を把握しておくことが非常に大切になってくる。期待されるほど選手は頑張り期待に答えようとする。
しかし、過度の期待は過度の練習に繋がりかねないということも覚えておきたいですね。
これは父兄も十分注意をする必要がありますね・・・
日本の夏の風物詩といえば甲子園。
各地域を代表する高校球児たちが栄冠を目指し、多くの球児が散っていく場所だ。勝利した者へスポットライトがあたるのは当然なのだが、その裏では多くの選手が涙を飲んだことだろう。
スポーツに限らず、受験勉強や社会人生活でもいえることなのだが、「大きな目標を終え、打ち込む物が何もなくなった」とき、「何も手につかないといった」虚脱感に襲われる経験をしたことがある人は多いのではないだろうか?
試合が終わった後、何も手につかない「燃え尽き症候群」
この大きな目標を終えたあとの脱力感を「燃え尽き症候群」ということがある。
多くの部活動が引退をかけた試合をする夏や、サッカー・ラグビー・駅伝などの大きな大会のある冬は多くの選手がこの症状を感じたことがあるのではないだろうか?
そこで今回は「燃え尽き症候群」とは一体どんなものなのか?どのように対処すればいいのかなどを紹介する。
燃え尽き症候群の原因とは?
それまで大きな目標に向かって努力をしてきたことに対して、自分の期待を下回る結果となってしまったことへの無力感や欲求への不満、疲労感などが原因となることが多い。
結果の出る前にも起こる
また競技の結果が出る前、つまり練習過程においても「限度を超えた頑張り」によってて意欲や気力がなくなってしまうというケースもある。
多くの人は症状が出る前に自ら「自分が無理をしていること」に気付くが、そのまま我慢して頑張ってしまう、または頑張らざるを得ない状況になってしまい、そうして自分のやる気や体力、気力を絞り出すうちに、ある日タオルの水を絞りきってしまうかのように「やる気が出ない」という状態になってしまう。
燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)の症状チェック
心理学者「ハーバート・フロイデンバーガー」のよると、燃え尽き症候群の症状は以下のように言われている。
持続的な職業性ストレスに起因する衰弱状態により、意欲喪失と情緒荒廃、疾病に対する抵抗力の低下、対人関係の親密さ減弱、人生に対する慢性的不満と悲観、職務上能率低下と職務怠慢をもたらす症候群である。
つまり長期間スポーツや仕事などに打ち込むことで身体や精神にストレスがかかり、急にやる気がでなくなってしまうことだ。
代表的な症状以外にも以下のような状態になることもあると報告されている。自分が燃え尽き症候群かもしれないと思ったらチェックしてみよう。
• 文字通り「燃え尽きて」しまう。やる気が起きない。何もする気が起きないなど。
• 対人関係を遠ざける。無意識のうちにこれ以上の「燃え尽き」を防ぐため、余計なエネルギーを使わないように対人関係が冷淡になったりする。
• 自信の喪失および達成感の減少。目標に対する達成意欲が薄れ、自分のやってきたことに自身が持てなくなる。
• 自律神経のバランスを崩し、頭痛や腹痛、不眠や食欲低下などの症状が出る。
• 社会生活との関わりを拒みあまり外へ出なくなる。
• お酒やギャンブルなどに依存してしまう。
これらが主な症状だが、新たな目標や課題を見つけることで克服できるケースも少なくない。
しかし、オリンピックや甲子園など多くのマスコミなどから注目を集めた選手は、その一時的な生活が華やかであればあるほど、その後の新たな目標を見い出せず「選手生活のピークが人生そのもののピークであった」という状態になる人も出てくる。
このような場合には、うつ病などと同様の状況に陥っていくケースも見られ、決して軽視できないものなのだ。
燃え尽き症候群の対処法
大会後に「次はリベンジをしたい」という目標をすぐに立てる人もいれば、「今は何もしたくない」という人もいる。このようにやる気が出ない場合は、充電期間を作ることで徐々に心と体を回復する必要があると考えられる。
身体と心を休める充電期間を作る
充電期間は無理をせず自分に厳しすぎないようにすることが大切になってくる。また、周りの理解が必要になってくることも忘れてはいけない。
気力、体力が充実した時に初めて新たな目標を立てていくというて手順を踏んでいこう。
少しだけ身体を動かす
また、体力の回復には身体への負担を減らすことも重要だ。しかし、急激に身体を休めるとそれまでの生活リズムそのものが崩れかけない。
やる気が出ないかもしれないが、散歩や今までしなかったレクリエーションをするなどして身体をうまくコントロールして休めていくことも大切だ。(適度な運動はうつ病対策としても効果があると言われている)
少し落ち着いて自分の気持ちを整理する
休養や引退などそれらの決断のタイミングは人それぞれであるが、こういった燃え尽き症候群をケアするためにも、自分自身の心の状態や体の状態を把握しておくことが大切。
また、学生に限らず選手を指導する立場にある人は、選手個人の能力や限度に応じた練習量を把握しておくことが非常に大切になってくる。期待されるほど選手は頑張り期待に答えようとする。
しかし、過度の期待は過度の練習に繋がりかねないということも覚えておきたいですね。
これは父兄も十分注意をする必要がありますね・・・